こんにちは。塾長です。
8月31日に、無事夏期講習会を終えることが出来ました。
参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
夏期講習会中に気づいた興味深い事例があったので、ご紹介させて頂きます。
高1ギャップに関する話です。
高1ギャップというのは、(ここでは学習面だけに絞りますが)高校1年生の学習内容が中学と比べて急に難しくなるなどの理由から,授業についていけなくなることです。
今回は、国語の理解向上が英語の理解向上にも生かせた話です。
Aさん(高校1年生)は、高校に入ってからの成績が思うように奮いませんでした。俗に「高1ギャップ」と呼ばれるものです。
特に英語の成績に悩んで夏期講習に参加しました。
非英語圏の帰国子女だったAさんは、中学生時代に英検準2級を取得、北辰テストも偏差値として65を超えていたそうです。これだけ聞けば、英語は得意な方だと思います。
しかし、高校に進学してから、定期テストでの英語の成績が悲惨だったそうです。読解やコミュニケーションの成績は良いものの、英文法の成績が非常に悪い。話を聞くと中学生時代も文法の問題が苦手で、試験は長文読解とリスニング問題でカバーしてきたという事。高校に入って誤魔化せなくなったという様子でした。
そこで、国語(特に文法)の理解がどうなのか確認しました。外国語の習得は母国語以上の伸びを見せない。という事は定説でしたので、もしかして国語(日本語)も文法が苦手なのかな?と思ったのです。
Aさんに国語の学力診断テストを試してもらいました。すると、国語文法に大きな穴が見つかったのです。
よくよくAさんに確認すると、ちょうど海外でインターナショナルスクールに通学していた時期に、小学校で学ぶはずだった国語の文法を学ばないまま、理解不足の状態で日本の学校に戻ったため、今までなんとなくしか国語の文法を理解できていなかったのです。
そこで、小学生の国語文法からスタートし、知識不足を埋めていきました。すると国語の文法を理解するのに合わせるように英文法も解るようになってきました。
改めて国語の大切さを感じた事例でした。
落とし物(知識の取りこぼし)に気づけないまま進むと、ある日突然つまずくことがあります。
そしてつまずいた原因がわからないと、本人も頑張って勉強しているのになかなか抜け出せないのです。
当塾では私(塾長)が丁寧につまずいた原因を探し出し、その穴から抜け出すお手伝いをします。
一緒に苦手に立ち向かっていきませんか?
また、先取り学習で余裕を持って授業に臨みたいなど、個別指導だからできるお子様に合ったカリキュラムでお子様の知識欲を刺激していきたいと思います。
コスモス未来塾では生徒募集中です。学習相談も受け付けております。
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